五月晴さん|アクセサリー作家インタビュー

今回は五月晴さんに、作品に込めた想い、制作へのこだわりを聞かせていただきましたので、ご紹介させていただきます。
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Q. どんな作品を作っていますか?
日本の伝統工芸であるつまみ細工をアクセサリーに仕立てています。布を裁断し、染めて、折り紙のようにピンセットと指先で折りたたみ、花を作ります。

Q. どんな素材・技法で作っていますか?その素材を選んだ理由は?
つまみ細工という正方形の布を折りたたむ(=つまむ)ことで花弁を作り、花弁を数枚並べて花にする技法でアクセサリーを作っています。
一般的には正絹やちりめんが使われますが、五月晴では他にもコットンや綸子、時にはレザーまで、多種多様な生地を使っています。
つまみ細工のデザインの自由さ、そして、晴れの日に使う印象があるつまみ細工を日常から楽しめるものにしたいという思いから、多様なデザインを心がけています。

Q. 1つの作品が完成するまでに、どれ位の時間がかかりますか?一番時間をかける工程は?
時間は作品によって様々です。シンプルなものであれば2時間ほど。糊が乾くまで1日かかるので、完成には制作時間+1日、というスケジュールです。
紫陽花をモチーフにしたリングを作ったときは小さな花がたくさん必要だったため、3ミリ四方に布を裁断し、指先でつまみ続け、13個ほどの小さな花を作るために作業時間は3〜4日程かかりました。
Q. 作品づくりで大切にしているこだわりは?
伝統工芸の枠にとらわれつつも、とらわれすぎないこと、です。
つまみ細工は布の花。本物の花ではないからこそ、自由な形や色を表現できます。
その強みを活かせるように表現力と技量を高めたいです。

Q. いつから作品を作っていますか?作り始めたきっかけは?
2018年頃です。
病気をして体調を崩してしまい落ち込んでいたとき、何か新しいことを始めて新しい自分に出会いたいと思って、もがいていました。
そんなとき、100均でつまみ細工のキットに出会いました。不器用ながらも作ってみると、もっとこうした方がいいかも?と「次」を考えている自分がいて、続けようと思いました。
Q. 作家活動の中で一番わくわくする瞬間は?
新しい布に出会ったときと、作品が完成したときです。頭の中にあるものを具現化できるかもしれないという期待を布に込めて、作品に向き合い、やっと完成したときに「かわいい!」と思えたとき、とてもワクワクします。

Q. これから作ってみたいもの、挑戦してみたいことはありますか?
架空の花にこだわりすぎた部分があったので、これからは本物の花をベースにした作品も作ってみたいと思っています。布の種類もどんどん増やして、様々なデザインを生み出したいです。
Q. 作品を手にした人に、どんな時間を過ごしてほしいですか?
つまみ細工アクセサリーを身につけることで少し背筋が伸びて、鏡を見ると花のかわいさに心がときめく。そんな時間を過ごしてほしいです。






店主 花井からひとこと
3ミリ四方の布をつまんで紫陽花を咲かせるという根気強さに驚きました。晴れの日だけでなく日常にも寄り添うアクセサリーを目指す五月晴さん、これからの新しいデザインも楽しみにしています。