LUPOPOからのお手紙 ー2026.10.20(tue) vol.177ー

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こんにちは。LUPOPOの花井です。
朝、目を覚ますと、
コップ1杯のぬるま湯を飲んでシャワーを浴びます。
そのあとに、
軽いストレッチと軽い筋トレをして、
10分間ほど瞑想をする。
それが、ぼくの毎朝のルーティーンです。
瞑想は3分を3回。
最初は呼吸だけに意識を向ける。
次は周りの人たちへ感謝をする。
その次は自分も含めて、
思い浮かんだものを全部手放していく。
自分の体から少し離れて、
意識だけになっていくような感覚。
ぼくは体であると同時に、今ここにある意識でもある。
そんな感覚を、
毎朝思い出すようにしています。
最近、
その瞑想の時間に大切な気づきがあったので、
今日はあなたに、お手紙でシェアしたいと思います。
*
実は最近、感謝をする時間に、
「もしも、自分がこの世界でひとりぼっちになってしまったら?」
と、想像するようになりました。
妻がいなくて、子どもがいなくて、
母も、兄弟も、家族も、猫もいない。
友達も、お客さんも、作家さんも、お隣さんもいない。
帰るお家も、お店もない。
もしも、今そばにいてくれる人たちが誰もいなくなってしまったら。
ぼくはきっと、生きてはいけないだろうなって思うんです。
想像の中で、一度そこに立ってみる。
そして、今の日常に戻ってくると、
同じ景色なのに、感謝の大きさが変わることに気づきました。
妻がいてくれる。
子どもがいてくれる。
家族がいて、友達がいてくれる。
お客さんが来てくれて、作家さんが作品を届けてくれる。
いつもの毎日を一緒に過ごしてくれる人がいること。
そのひとつひとつが、
当たり前ではなかったんだと思い出せるのです。
*
失って初めて、そのありがたさに気づくことは、多いのだと思います。
人はどうしても、毎日見ている風景を、
当たり前のものとして受け取ってしまいます。
でも、その景色がなくなってしまったとき、
何もないと思っていた日常が、
実は奇跡のような時間だったと気づくのかもしれません。
ちょっとした会話をしたこと。
ごはんを一緒に食べたこと。
いつもの場所で「またね」と言えたこと。
そんな日々の尊さを、
過ぎ去った後だけでなく、今日を迎える朝に思い出す。
「今日という1日は、当たり前にあるものではない」
そう感じながら1日を始めることは、
ぼくにとって、とても大切なことのように思いました。
もっと満たされようとする前に、
今、自分がどれだけ多くのものに囲まれているのかを感じてみる。
そのために、想像の中で一度、ひとりぼっちになってみる。
そうすることで、
今日という1日の大切さ、ありがたみを、
改めて感じられるような気がしました。
*
今日もこうして
『みんなでシェア☆企画展』を開催できたこと。
あなたに向けてお手紙を書けていること。
18年以上、お店を続けてこられたこと。
そして、
このお手紙をあなたが今読んでくれていること。
そのすべてに、改めて感謝をしています。
ぼくは、ひとりで生きていけるほど強くありません。
ひとりだけで、人生を楽しめるほど強くもありません。
一緒に楽しんでくれる人がいて、
届けたいと思える相手がいるから、
こうしてお店を続け、お手紙を書いていられるのだと思います。
*
もしも今、
あなたがものづくりを楽しいと感じているなら、
その時間を存分に楽しんでください。
作家活動を続けていれば、
いろいろな場面に出会うと思います。
うまくいくときもあれば、そうじゃないときもある。
作りたいものがはっきりしているときもあれば、
何を作りたいのか、わからなくなるときもある。
作る喜びもあれば、
生みの苦しみだって、感じる時もあります。
真剣に取り組んでいるからこそ、
悔しいことも、嬉しいこともあるのだと思います。
そんな日々の中で、
ふっとたまに想像してみてください。
もしも、あなたの人生から、
ものづくりの時間がなくなってしまったら。
もしも、なにかのきっかけで環境が変わり、
今のように作品を作れなくなってしまったら。
想像の中でその場所に立って、
今を振り返ったとき、
ものづくりができている今を、
どんなふうに感じるでしょう。
悩みながらも、手を動かせること。
作りたいものを考えて、形にできること。
できあがった作品を、誰かに見てもらえること。
そんな今の日常が、
とても尊くキラキラと輝いて見えるのではないでしょうか。
うまくいった日だけでなく、
迷った日も、悔しかった日も、
大好きなものづくりに向き合えた時間だったのだと思います。
*
当たり前の日常だと思っていたものは、
本当は当たり前ではなかった。
いつもの日常から、想像の中で一度離れて、
その日常のない場所から、今を見つめてみる。
そんなふうに想像力を使うと、
目の前の1日が、実はとても光り輝いていることに気づきました。
「あの頃は、いいときだったな」と、
いつかの未来から振り返るだけでなく、
今、この場所で、その輝きを感じながら過ごしていきたいと思います。

今日もあなたの貴重なお時間の中で、
「みんなでシェア☆企画展」に参加してくれて、
ありがとうございます。
最後までお手紙を読んでくれて、ありがとうございます。
今日もあなたが、
心も体も元気に、
自分の好きなことをして、
ワクワクする時間を過ごせることを心から願っております。
これからもあなたの活動を応援しています。
感謝と愛を込めて。
2026.10.20 LUPOPO 店主 花井





