『LUPOPOからのお手紙』〜ハンドメイドとの出会い〜 2022.2.22
プロスポーツ選手でもなく、
目的がある訳でも無いのですが、
ただ身体を動かすことが楽しくて、
毎日のランニングにハマっています （笑）
LUPOPO店主 花井です。
『出会い』というのは、
いざ出会おうと思っても、
なかなか出会えるものでもない。そんな気がします。
ですが、
”ふと気付いた瞬間に目の前に現れている”
そんな掴みどころのない真っ白の雲の様なものかもしれません。
今日もみんなでシェア企画展に参加して頂きありがとうございます！
このどこまでも”広い空間”と”膨大な時間”の中で、
今、このお手紙を読んでくれている”あなたと”出会えたことに、
幸せを感じています。
＊
ぼくとハンドメイドとの出会いは、
14年前にLUPOPOをはじめることがきっかけでした。
それまでのぼくは、
手芸をやったこともなければ、絵を描くこともなく、
手づくり市に行ったことも、、
作家さんにもお会いしたことなく、
ハンドメイドの世界とは無縁の生活をしていました。
唯一近いものと言えば、音楽をやっていた事くらいでした （笑）
そんなぼくが、
何か運命にでも導かれるように、
ハンドメイドとカフェのお店をOPENする事になりました。
ありがたいことにOPENから、
80名ほどの作家さんが作品を置いてくれることになったのですが、
当時特に人見知りだったぼくは、
作家さんとお話する事もままならなかったのですが、
（それでも何とかなるだろう）と、
サッカー部出身ならではの”気持ち”と”姿勢”だけでお店を営むことになりました （笑）
ハンドメイド作家さんと関わる中で、
ぼくが1番驚いたことは、
「みんなとても優しい」
という事でした。
出会う人、出会う人みんな優しくて、温かくて、ぼくには衝撃的でした。
うまく喋ることも出来ず、
ハンドメイドの事を何も分からなかったぼくのことも、
作家さんたちは暖かく受け入れてくれました。
カフェに来てくれる方も、作品を買ってくれる方も、
LUPOPOに来てくれる人はみんな優しくて、感動したのを覚えています。
LUPOPOをOPENしてからは、
作家さんが納品してくれた作品の写真を撮らせて頂いて、
少しずつ、少しずつ、時間を掛けてハンドメイド作品の事を学んでいきました。
それまでは一眼レフも使ったこともなく、
写ルンです!!で写真を撮った経験しかなかったのですが、
（それでも何とかなるだろう）と、
サッカー部出身ならではの”気持ち”と”姿勢”だけで撮影をしてきました （笑）
しばらくすると作家さんから、
「マスターの撮る写真素敵です!!」（その時はよくマスターと呼ばれていました＾＾）
と、お褒めの言葉を頂いて嬉しくなり、
（もっといい写真を撮りたい！もっと作品の魅力を伝えたい！）
と、そんな気持ちでひたすら作品と向き合いながら撮影し続け、
ふと気付いた時には、作品の事が前よりも分かるようになっていました。
作家さんが作品に込めた”想い”や”こだわり”は、
いつもぼくの目の前に作品として存在していたことに気付いたのです。
それからのぼくは、
作品から出ている小さな声を聞くために、しっかりと耳を澄ますこと。
自分の感度を上げて、作品のエネルギーを敏感に感じとること。
を、大切にするようになりました。
ぼくは作品撮影を通して、
作家さんにハンドメイド作品の事や、
ハンドメイドの魅力を沢山教えてもらいました。
そして、
OPENした時には何も分からなかったハンドメイドの事が、
ぼくは大好きになっていました。
ハンドメイドの大きな魅力のひとつが、
『出会い』
だと感じています。
もしもハンドメイドと出会わなければ、
ぼくはこうしてあなたに出会うこともなかったです。
作家さんとの出会いも、
お客さんとの出会いも、
全国のハンドメイドのお店の方との出会いもありませんでした。
LUPOPOを一緒に支えてくれるスタッフとの出会いも、
いつも一緒にいてくれる妻との出会いもありませんでした。
素晴らしい作品の数々に出会うことももちろんありませんでした。
ぼくにとってとても大切な出会いをくれたもの。
それがハンドメイドです。
ぼくが一生モノの出会いを頂いたように、
ハンドメイドが好きな方に、素晴らしい出会いが訪れるように、
これからも『みんなでシェア☆企画展』を続けていきたいと思います！
最後に親愛なる作家さんへ。
あなたの好きなときに、
あなたの作りたいものを自由に作る事ができる。
それがハンドメイドです。
何者かになる必要もなく、
他の誰かを目指す必要もありません。
ただただ、
あなた自身になればいい。
あなたを目指して進んでいけばいい。
あなたの中に”あなただけの輝く個性”があり、
あなたの中に”あなただけしか作れないもの”があります。
全ての恐れを手放して、
「作りたい！」という熱い情熱に従って、
あなたの好きなように作品を作っていって下さいね。
ぼくはあなたがいつも自由でいる事を、
これからもずっと応援しています！
そしていつか、
あなたの作品と出会えることを、心より楽しみにしています。
最後までお読み頂きありがとうございます。
あなたにとって自由な自分に気付く、素晴らしい１日になりますように。
愛と感謝を込めて。
2022.2.22 店主 花井
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