一本の髪の毛の旅。とある境界線のお話。
目をつぶれば目の前は暗闇が広がります。
そこには何も境界線がなく、
白いキャンパスのように、想い描いたことを描くこともできます。
光の中に自由があるように、暗闇の中にも自由がある。
ふと最近、そんなことを思いました。
LUPOPO 店主花井です。
さて、今日は一本の髪の毛のお話です。
あなたの頭に生えてる、髪の毛はあなたです。
「自分の髪の毛を切りに行く。」と言う言葉からも分かるように、
髪の毛を含めて自分だと思っているはずです。
それでは、
お風呂場でシャンプーをしたとき、髪の毛が一本抜けました。
ついさっきまで、あなたに含まれた髪の毛。
それもあなたに含まれるでしょうか?
*
それでは一本の髪の毛のその後を、一緒に見ていきましょう。
さっきまであなただった髪の毛は、
あなたから離れ、今度は1人で旅に出ます。
お風呂場から水に流され、やがて海へと辿りつきます。
海に辿り着くと、海の中にいる微生物に吸収され、
あなたの髪の毛は微生物になります。
微生物はやがて海水となります。
あなたの髪は海水となり、太陽の熱で雲になります。
雲になったあなたの髪の毛は、やがて雨となって地上に降り注ぎます。
地上に降った雨は、大地に栄養を与え、
やがて食物を育て、食物としてあなたの所に帰ってきます。
あなたは食物を食べ、身体の栄養となり、あなたの髪の毛を作ります。
一本の髪の毛は、あなたから離れ、お風呂場から長い旅を経て、あなたの所に帰ってきました。
*
それでは質問です。
どこからどこまでがあなただったのでしょうか?
どこからどこまでがそれ以外でしょうか?
あなたの境界線を、あなたはどこに引きますか?
そもそも境界線はあるのでしょうか?
*
正解はひとつではありません。
ぼくは
「形が変わって行くだけで、
全てのことがちゃんと繋がっているんだなぁ。」と感じます。
そこに安心感を感じています。
あなたはいかがでしょうか?
今日も最後までお読み頂きありがとうございました。
ステキな1日をお過ごしください。
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write by 店主 花井→@Lupopo_hanai