〜るぽぽのほん。のインタビュー③〜
「るぽぽのほん。」では毎号、最低でも必ず2つはインタビュー記事のコーナーがあります。
巻頭の作家さんインタビューと、LUPOPOスタッフさんのインタビューです。
そしてインタビューの聞き手はなぜか店主さんでなく、私(編集長)。
店主さんの方がみなさんと顔見知りで、なんでも聞きやすい・話しやすいと思うのですが……
どういう流れで私がインタビューを担当することになったのか、今となってはまったく思い出せません。
▲ スタッフさんのインタビュー中♪
でもるぽぽのほんを作る前はインタビューなどしたことがなかった私。
完全に手探りの状態から始めました。
ネットで『インタビュー こつ』などと検索して使えそうなものを試してみたり。
開き直って「ただシンプルに、話を聞く」ことに徹してみたり。
また慣れないうちはインタビューそのものだけでなく、その後の録音データの文字起こしや最終的な記事化の工程でもいちいちつまずいては悩んでいました。
通算20回近くインタビューさせて頂く中で、ああこれだ、これが私に合っている!と気づいたやり方は
「事前にインタビュー相手の方について下調べしない」こと。
実は巷で言われているインタビューのセオリーはこれとは真逆で
「インタビュー前には相手のことをちゃんと調べていきましょう♪」
なのです。
相手の方が「あ、そんな前の作品も知ってくれているんだ!」と嬉しくなって話が盛り上がったり
逆に「●●も知らんのか!」とご機嫌を損ねられて、インタビューが続けづらくなったり……
という理由からのようですが。
でもこれって相手が大物芸能人などの場合のセオリーだよね?って思ったんです。
「るぽぽのほん。」でのインタビューの場合は逆に
「TwitterでLUPOPOのアカウントをフォローしていて流れてくる情報」以上のことは知らない状態で臨むようにしています。
そのほうが、ほとんどの読者の方と同じ目線でインタビュー相手の方に質問でき、記事が書けると思うからです。
・え、以前はこんな作風で活動されていたんですね!
・え、ご出身は東北なんですか!?
といったその場の驚き、ウラ話を聞かせてもらったという新鮮な喜びが
記事にもちゃんとあらわれるんじゃないのかなあと。
もちろん今もものすごく手探りしながらインタビュー&記事づくりしていて、このやり方もまた変わるかもしれませんが。
誰かの人生譚を聞かせてもらうのはもともと好きなせいか、悩みながらも楽しんでやることができています。
書いたひと:編集長 sugarcacao