ぼんやりと織田信長の天下統一について考えてみた。
実ははじめて本を読み始めたのは、とても遅く22歳位の時でした。
それまでは漫画ばかり読んでいて、活字を読むことはしていませんでした。
22歳の時に本を読み始めて活字に目覚め、
そこからは常に読みかけの本をお部屋におくようにしています。
LUPOPO店主 花井です。
今日は織田信長の話をしようと思います。
織田信長と言えば、はじめて戦国時代に天下統一をした人です。
「織田信長」と聞いただけで
あなたの頭の中にはこんなお顔が浮かんでくると思います。
↓↓↓
天下統一をした人 = 総理大臣
今で言うと総理大臣のイメージに近いと思います。
その時代の日本人の全員が織田信長を知ってる。
北海道から沖縄まで、どこに住んでいようと織田信長のことを知っている。
今の日本の首相のように、顔を名前と声などがイメージ出来る。そんなイメージではありませんか?
ぼくもそんなイメージを持っていました。
*
ですがぼくはある時、ふとその時代の事をもっと深く考えて見ました。(あくまで僕の想像です。)
その時代には電気がありません。
夜は真っ暗で、ロウソクや火の灯りで生活していた時代です。
電気がないので、機械もなく、
紙や、服など、ほぼ全ての物を人の手で作って時代です。
車も、電車も、自転車も、飛行機もまだありませんでした。
移動手段は主に徒歩。他にあっても馬。という時代です。
スマホもなくて、パソコンもなくて、電話も無く、写真もない。
通信手段は手紙。と言っても、手紙を運ぶ人は飛脚。人が走って届けていた時代です。
今のように道路が整備されていた訳でもなく、
福岡から東京に移動すると考えただけでも、
命がけの冒険だった時代だと思います。
そしてふと思ったのは、その時代に生きた人の中で、
「一体どれだけの人が、天下統一をした織田信長のことを知っていたんだろう?」と疑問に思ったのです。
きっと田舎に住んでいた人とかは、
「はて?織田信長って誰じゃ?」っていう人はいっぱいいたんじゃないかな?と思うのです。
*
少しその理由を説明します。
電気がない時代なので、テレビがありません。
動く織田信長を見ることはほとんど無理です。
一般庶民が織田信長の存在を知る手段としては、
口コミ、張り紙位だったと思います。
子供の頃の伝言ゲームでも分かるように、
人から人へ正確に情報を伝えていくのは、かなり難しいです。
1つの街全域に広げることさえ難しく、全国に広げられるほどではありません。
張り紙はどうでしょう?
張り紙といっても、紙も筆もインクも手で作っていた時代です。
絵の上手い人が似顔絵を1枚描いたところで、それをコピーして印刷することも出来ません。
1枚1枚手で描いて複製していかなければなりません。
100枚作るだけでも1日ではとても出来ません。多くの時間を費やします。
録音する機械もないので、声を聞いたことがある人は、近くにいる人だけです。
カメラも写真もないので、顔を見たことがある人も、近くにいる人だけです。
一般庶民にとっては、
お顔や姿、形を知ることも、声を知ることも、ほぼ不可能に近いのです。
とにかく何をするにも多くの時間が掛かるのです。今の時代のスピード感ではありません。
作家活動をする、あなたならきっと分かる筈です。
自分の活動を多くの人に知ってもらうことが、どれだけの労力を要することか。
スマホがあって、SNSがあって、Youtubeもある今の時代でさえ、
全国の人に活動を知ってもらうことが、どれだけ大変かが分かると思います。
今よりもずっと昔の戦国時代に、
「織田信長」の存在を知ってもらうことだけでも、どれだけ大変かが想像できると思います。
そう思うと、
それまで自分が持っていたその時代のイメージと、だいぶギャップがあることを知りました。
*
更に、
天下統一に関しても考えてみました。
ある日、城を攻め落として
「天下統一したぞー!!」「よっしゃー!」となったとします。
『織田信長が天下統一した』ということを国民全員に知らせるためには、
どれだけの時間が必要だったでしょうか?
国民全員が『織田信長が天下統一した』ことを知ることは本当に可能だったのでしょうか?
あなたはどう思いますか?
*
僕らが何の疑問も持たずに、教えられてきたことに、
少し疑問を持って、考えてみると、
別の何かが見えてくることがあるかもしれません。
人は生まれてから当たり前のようにあるものに対して疑問に思わないようになっているそうです。
常識を外して、想像を膨らませて、自分で考えてみることで、
今まで見えてこなかった新しい世界が、扉を開いてきます。
最後までお読み頂きありがとうございました。
今日もステキな1日をお過ごしください。
2020.5.21 店主 花井
(以上は全てぼくの想像のお話です。何の根拠もありませんので、ご了承ください。)
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