2014-03-10

クロスステッチと手編み ケイコさん インタビュー

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(モチーフがかわいいクロスステッチのビスコーニュ)

―小さなころから、手作りに囲まれた生活だったと伺っていますが。

はい、母が洋裁・和裁・編み物など、なんでも手づくりしていましたので。
手作りのものが、周りにあるのは当たり前でしたね。
それが特別なことだと思わず…むしろやらねばならないくらいの感覚で。
小学生でセーターを編んで、シーズンになったら一枚は編んでいました。
母はごはん終わると家族団らんの中で手を動かして何かを作っていました。
今の自分のスタイルと同じです。
だから私にとっては生活の中で何か作っているのが自然ですね。

―Keikoさんが初めて手作りしたのは何か覚えていますか?

覚えています。
幼稚園のとき、長編みでマフラーを編みました。
がたがたでやり方が分からないのが悔しくて泣きながら。

―じゃあ、外遊びはあまりしなかった?

いえ、そんなことはなくて、普通に。
どっちかというと体育会系です。
部活はバスケ・バレー、部長もやりました。
あと、テニス・スキー・OLになったらゴルフ。王道ですね(笑)

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(長い間、使い続けている道具たち)

―お友達とは「手作りしているんだよ」みたいな話はしなかったんですか?

いえ、友達は知らなかったと思いますね。
でも家に帰れば母の横でミシンいじったりとか。
話題にもならなかったんです。
学校の家庭科では
たとえばパジャマ作りでもポケットの周りをパイピングテープで囲ったり、
先生の許してくれる範囲でやっていましたね。

―私だったら隣の友達がそんなことやっているのを見たら、びっくりしちゃいそうです…。そして、学校を出られて…。

OLを7年間やりました。
庶務とエンジニアアシスタントでした。時代がバブルで。
私、半沢直樹と同期なんですよ。バブルの最後組。

―あのころは、習い事ブームでしたよね。

はい、周りは、フラワーアレンジメント・ソムリエ・英会話…華やかな時代でしたね。
そのころは手作りが今ほど世の中になかったですよね。
なんだろう?今と時代が違ったというと変ですけど。。。

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(クロスステッチをやっているところを見せて頂きました^^)

―でも、ご自分で作ったものは身につけたりなさっていたんですよね?

うーん、着ていたかなー?
作っていた、ってことは着ていたと思うんですけど。
あまり記憶にないんです。

―でも、ご結婚なさって、退職後、ヴォーグ学園で編み物を学ばれたのは?

そうですね…ヴォーグ学園に行ったのも思いつきが80%なんですけど、
ひとつには子供を産む前に、
編み物の資格を取っておいたほうがいいかなと思ったのはあります。
あと、勤めていた会社でエンジニアという専門職の中で自分が無能でショックだったのがあります。
そこで、私にはせっかく小さいころからやっていた編み物があるじゃないかとちょっと思ったんです。
漠然とですが、資格にしておこうと。
日本ヴォーグ出版の手編みの本を母が読んでいたりして、小さいころからおなじみだったですし。
それで1年通学して日本編物文化協会指導員の資格を取りました。

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(文字がかわいいタグも)

―専門的に手作りを学ぶというのはどうでしたか。

分かっていると思ったことも、ちゃんと教ると違いましたね。製図も初めて学べました。
1年間に図案から13作品と小物を編みました。
かぎ編み・棒編み・アフガン編み・レース編み…
母から教わっていたものを、改めて一から学びましたね。
一日みっちり授業があって、生徒は同じ世代が中心。
専門学校出たての方、子育てを終えた世代の方もいましたね。
いまはもっと人気があるんじゃないかな。そのころは直前でも入れて、願書ギリギリに出したんですよ。

―そこではじめて、手作りという共通の話題ができる環境に出合ったんですね。

そうですね。
それまで手編みの話しができる人もいなかったし、その頃の仲間とは今でも付き合いがありますね。
あ、1人、私が紹介した方とご結婚したり、そういうご縁も(笑)

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(見ているだけで楽しいカラフルな糸)

―修了後はどうなさりましたか?

そのあと、ニットの仕事…本のアシスタントや、デザイナーさんから「ここだけ編んでほしいんだけど」
みたいなバイト…をやりました。でも妊娠してすぐやめてしまったんです。

―短い間とはいえ、編み物という専門分野で仕事をしてみてどうでしたか?

同じ編み物でも、学校で習ったのは「手作り」の分野。
デザイナーさんは「服飾・ファッション」の分野…
やっぱりちょっと違うんだな、と思いました。
学校では「編む」ということに主眼が置かれていて「私はこっち側だな」。
ただひたすら、「編みたい」、「編むのが楽しい」。

―編むのが楽しい、ですか。「編む楽しみ」ってkeikoさんにとってどんなものでしょう。

「編む楽しみ」…うーん、私、感覚的なんですよね…「編む楽しみ」かぁ。。
あんまり考えたことないけど…ただ楽しいです。
よく先生は編み物を「一本の糸から紡ぎあがる…」とか表現しますが、
あんまりそんなに壮大な感じはしない、ただ楽しい。

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(普段使いの道具たち)

―ただ、楽しい。本当に自然ですね。

逆に、今教えていてみなさんの感動を目の当たりにして、教えてもらっている感じです。
初心に帰るというか。生徒さんがモチーフをひとつ編み上げた時の感動を見て

「あーそうか。。」

自分は小さい時からやっているから初心がずっと昔すぎて。
特にヴォーグ学園卒業後は、むずかしい編み方を追求したり、
早く仕上げたりすることばかりを気にして行き詰っていましたから。

―なるほど。…それからご主人の海外赴任に伴って香港へ行かれたんですね。

はい。
そのとき家に飾ってあったクロスステッチの額を見てお友達が「教えてほしい」と言われたのが教室の始まりです。

―今まで編み物のお話だけでしたが、クロスステッチはどこで習われたのですか?

ヴォーグ学園にいた時、クラスがあって習おうと思ったんですけど、
先生に「あれは簡単だから自分でやれるわよ」と言われて自分でやり始めたんです。
それで、いちばん最初に作ったのが、方眼編みの図案をクロスステッチにアレンジして作った、
さきほどお見せした子どもの誕生記念の作品。
そのあとが次にお見せした野菜の作品ですね。

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(2番目に作ったとは思えないほど素敵な野菜の作品)

―えー、初めての作品で、あんなにレベル高いんですか!しかも図案をアレンジしちゃうなんて…すごい!

で、その子どもの誕生記念の作品を飾っていたら、お友達に「教えてほしい」と言われたんですね。
それからどんどん教室が拡がって行って。

―海外生活はいかがでしたか?

華やかな部分もあるけど、食事ひとつとっても大変でしたね。子ども抱えて。
まあ、日本のスーパーがあるところにはいたので、ほかの国に比べればよかったかもしれませんけど…
でも、子どもが小さくて親に頼りたい時期でしたけど、そうもいかなかったし。
ちなみにそのころは、編み物などの手作りどころじゃなかったですね。
毎日生活に追われて、手が回らなくて、子どもを追い掛け回して1日終わっちゃう。
2人目を向こうで出産して、そのあとに教え始めたんですけど、教えながらも自分では作ってなかったです。

―そういう状況の中で「教えて」という手作りのきっかけがあってよかったですね。

うれしかったですね。育児は本当に大変なので。
主婦でもなく、家のことでもなく、子どものことでもない、

『私の時間』『私の世界』でした。

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(ツルカワさんとケイコさん)

―反面、教える難しさというのはありましたか?

初心に帰りました。
作る技術・教える技術・そして今では売る技術も。この3つの技術が全く別で。
当時教えた方からは「レッスン代をとってほしい」と言われましたが
教える自信がつくまでは絶対に取らないと決めていました。
自分の中で、“教える技術”の研修期間だと思ったんです。

初めはいろいろな質問にちゃんと答えられなかった。みなさん求めるものが違いますからね。
私のスタイルを押しつけてはいけないし、
反対に私のスタイルに期待する方もいる。
技術を求める方もいれば、手作りの雰囲気を求めたい方もいますし。そのへんのさじ加減が難しいです。

―LUPOPOにはいつ出合われたんですか。

帰国して、ママ友を中心に手づくりサークルみたいにやっていて…
そのとき、生徒さんに教えてもらってLUPOPOへ行ったんです。
「先生、出してみたら」って言われて。
でも、しばらくは育児で精いっぱいでまったく納品できなかった。
家で作っている途中のものがいつも気になっている感じで。
それに、「売る」というのがはじめてで、模索しましたね。むずかしいなーと。
オリジナルのむずかしさというのがありますよね。
どこまでがOKなのか、図案を引っ張ってきて作ればいいというわけでないし。
あと、BOXのなかでこの人は何を表現したいか…ということを客観視したときに、私は最初バラバラで。
それで、模索していくうちに
『大げさな刺繍でなく、ちょこっとした刺繍でも生活の中で楽しめるよ』
ということを打ち出していきいなと。

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(ケイコさんがクロスステッチで作ってくれたLUPOPOの額縁)

―keikoさんの作品には、いつも生活がそばにあるんですね。

日常使うキッチンクロスにワンポイントの刺繍とか。
お針仕事をする方におすすめなのは、余り糸で作る雑巾。
お針箱に布をいれておき、余り糸を捨てずに布にぬいつけるといつのまにか雑巾ができる。
これは母が教えてくれて、母は祖母から教わったそうです。
こういう昔ながらの身近な感じから離れられないですね、生活に密着している。

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(余った糸で少しずつ出来ていく素敵な雑巾)

―ちなみにクロスステッチと編み物の違いや魅力というのは?

クロスステッチのほうが手軽ですかね、私の感覚ですけど。
暑い夏はリネン布にクロスステッチをして、
冬になると自然に毛糸が恋しくなって、編み物に手が向く。
両方とも伝統的な技術です。
長く続いていてきて残っているものであることが魅力。
編み物などの雑誌でそのものの成り立ちとかを読むのが好きなんです。
たとえばクロスステッチにアルファベットサンプラーが多いのは、
フランスで昔、共同の洗濯場で洗濯物リネン類が見分けがつくように、
イニシャルやモノグラムを刺していたからだそうです。
布製品が貴重だった時代背景とか、ていねいな暮らしぶりが想像できて。

編み物もたとえばアランセーターは防寒着がなかった時代に、
いかにして羊毛で丈夫で暖かい防寒着を編むかという生活の必要性から生まれたそうです。
漁師町では航海海の安全を祈る願いのこもった模様が生み出されたりしています。

そういったものにあやかりたいというか、憧れがあります。
こういうことをちょこちょこ教室でも話しながらレッスンするんですけど、
でもすごく長くなっちゃうんですよね(笑)

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(お誕生日のカードにも)

―現在、どんな教室をやられているのですか?

クロスステッチはLUPOPOさんのものづくりカフェや自宅でのフリーレッスンを、
かぎ針編みは通販のフェリシモの
『みんなのクチュリエ教室』の先生として活動しています。
基本的に自宅を使っての『おうちレッスン』で、
この冬はこたつ席が人気でした。

いま立ち上げているのは、
『かぎ針編み・赤ちゃんニットの会』
「赤ちゃんのために編みたい」というのは「身近な人のために編みたい」という事、
手作りのきっかけとしてとても素直なところかと思うので、そのための時間を作りたくて。
それでクロスステッチのほうも、赤ちゃんが生まれた時の記録を刺繍する

『記念日フレーム』という作品を試作中なんです。

かわいらしいものや大きいものは市販でもあるんですが、
次第にインテリアにマッチしなくなっちゃうんですよね。
そこで長く飾れるデザインで、小ぶりなポストカードサイズで試作しています。

その試作品の“記念日”を自分の生まれた時のものにしてみたんですね。
そうしたら、「ああ、生まれてくる赤ちゃんのためだけでなく…
自分のものをお母さんに感謝をこめて作るもよし。
誰かのために作るのもよし。
それこそペットのでもいいんだな」とひらめいて。

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(くねくねになった毛糸をまっすぐにしてくれる道具)

―なるほど。子どもを産む方だけでなくても、だれでも、作れますね。

いまの女性の生き方って多様なので、いろんな方に使ってもらえたらな、って思いがありますね。

―そういえば、LUPOPOでは豆本作家のヨンネさんとコラボしてらっしゃいますね。

そう、あれは…ビビッときたんですよね。
ヨンネさんから「やりませんか」って言われて、即答。
年甲斐もなく飛び上がって「やります、やります!」
刺繍は額に入れるとか、布製品にするとかが定番ですが、
そのほか仕立てるか、というのが悩ましいんですよね。
それが本になったら素敵だな!と思いました。
それで丸い豆本の表紙として、材料を提供することにしました。

―コラボして見て、新しい発見はありましたか?

刺激的でしたね。
ヨンネさんはそれこそたくさん講座をやってらっしゃるしプロフェッショナルなので。
ブログの始め方、教室の続け方…いろいろ相談して、いろいろ教えてもらいました。
そしてコラボで生まれかわった作品、うれしかったですね。自分のものじゃない気がして。
なんというか、いつも自分のものが褒められてもピンと来ないのですが、
みなさんが「わー!」と言っているのを聞いて「そうなんだー」って。これからも期待に応えたいです。

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(古本と手製本 ヨンネさんとの豆本コラボ)

―作家さん同士の交流はどうですか?

若い方ばっかりで…やっぱり教えてもらっています。これも刺激的ですね。
だってバブルの頃は、手作りブームって考えられなかったですよ。
だから、若い方の姿勢がうらやましいです。着実で。
私たちの時代は、お金をかけることしか考えなかったんですよね、ブランド品とかにね。
手作りを素直に好きだなと、ステキだなと思っている若い方の感覚が、ステキだと思います。

―ご家族はkeikoさんのことをどうご覧になっていると思いますか?

家族ですかー!…家族は、主人と息子ふたりなんですが、「またお母さんがなにか作っている」って見ていますが、
自分ではあまり作りたがらないですね。
男の子なので外に行っちゃう。

―でも、何か作ると喜んだりはしないんですか?

喜ぶんですけど、「ありがとーイエイ!」ポイ、って感じで(笑)
あまり大切にしてくれないんです。
家族分のコースターを作って、飲み物を出してもそのうえにグラスが戻ってこないし(笑)
そのコースターを丸めながらテレビを見ている感じ。ガサツな男だらけなので。
大きくなってどう思うかなー?ぜんぜん染み込まないかもしれないですね…。

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(ちょっとワンポイントのステッチでかわいくコースター代わりに)

―いまは生活と手作りの時間配分はうまくいくようになりました?

子育ては落ち着いてきましたが、時間を作り出すのは悩みの種です。
すきまの時間で手づくりをしています。
講座とかも土曜にやりたいですけどね。まだ、ちょっと自由にならないかな。
家のことはきりがないし。メリハリは出ますね。
「この時間制作したい」と思えばささっと片付ける。

―手作り自体をやめたいと思ったことはありますか?

やめたくなることはないんですけど、壁にぶつかることもあります。
何を作ればいいか分からないとか、レッスンがうまくいかなかったときとか、
生徒さんから申し込みが来なかったときとか。へこみますね。
でもせっかくだから続けようと思うのは、
私、20代の10年間のうちOLを7年間やりましたけど、
40代も同じ10年間あるんですよね。違う時間の流れに思えるけど。
だからやろうと思えばやれるんだな、って感じなんですよね。
40過ぎると求人もなくなってきて「ああ~」って思うことはたくさんありますが、
でも時間がまだまだ残っているんですよね、同じ分量。まだ10年働ける。20年働ける。
そんなにあせらずにゆっくりやっていこうと思います。
それにこの間、手編みの雑誌にアイスランドのおばあちゃんで、100歳超えた現役ニッタ―さんの記事が載っていて。
それに比べたらまだまだ。理想ですね。

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―作品を受け取ってくれた方に伝えたい「想い」はありますか?

伝えたいこと…。
「かわいいー!」でいいです。「うきうき!」で。
ちょっとテンションあがってくれれば。
私も、同じようなものを友達にあげるんですが、「わー!」って言われる。その瞬間ですね。
それだけでいいと思っちゃう。
求めてられているって大事なことですから。
誰からも必要とされてないんじゃないか、と思ったりすることもありますよね、誰しも。
でもその時にひとから「わー!」って言われると、嬉しいというその瞬間。
そう、
世田谷区長さんのツイートで最近よく「若者の自己肯定感が希薄である」という話題があるんですよね。
自分をもっと認めてあげようよ、もっと自分を大事にって。ということだと思うんですけど。
先ほどお話した『記念日フレーム』もそういうものになれば。
教えている立場からすれば、手作りすることで自分を好きになったり、
そういう技術を私が与えることができたら、ステキですよね。

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―自分を大事にする手段が手作りにある、って考え、本当にステキですね。では、これからやりたいこと、作りたいものとかは?

フィレレース…アンティークレースの図案なんですけど、
クロスステッチで再現できないかなあと思っていて。こつこつと大作が作れないかなと。
日がな一日、時間に追われることなくやりたいですね…もうちょっと歳取ったら。…
天使とか好きなので、天使シリーズなんていいかな。あとはアイスランドのおばあちゃんみたいに現役でいたいです。

―ぜひ、実現してください。楽しみにしています。では、夢ってありますか?

健康、ですね。自分の健康を含め、家族の健康、ペットの健康…
ヴォーグ学園の先生にも言われたんですけど、それがないと手作りを楽しめないんですよね。
あと、生活が基盤なのできっちり続けたい。今の形を継続させることが夢ですかね。

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―ありがとうございました。最後に、同じくものづくりをする人へのメッセージを。

伝えたいことですかー。そうですね、
これから手作りを始める人へ言えることとしては…
「仕上がりがきれいじゃないから、恥ずかしい」とか皆さん必ずおっしゃるんですよね。
でもそれはまったくOKだと思っていて。
今、何でも市販で手に入る世の中、世間に立派なものはあふれている。
そこで手作りする意味ですよね。
売り物みたいに作らなくていいよ、『作りたい』『誰かに作ってあげたい』そういう気持ちを忘れずに、大事にして。
そして、技法にとらわれず、続けていくといいんじゃないかと思います。

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(お子さんが産まれたときに作ったはじめてのクロスステッチの作品)

ケイコさんのブログはコチラ→クロスステッチと手編みのこと

ツルカワヨシコさんのブログはコチラ→きらめくあなたが、好きだから。

(2014.3.10 LUPOPO café&Galleryにて 聞き手 ツルカワヨシコ)

 

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