2024-05-21

LUPOPOからのお手紙 〜我が家に元気な男の子が産まれました〜

2024年5月17日(金) 午前5時49分。
この度、我が家に元気な男の子が産まれました。

生まれてから5日経った21日にお手紙を書いています、

きっとこの機会を逃すと、

今のこの気持ちを言葉として残すことがなくなるような気がして、

このお手紙で書かせて頂くことにしました。

LUPOPO店主 花井です。

LUPOPOを続けて17年目になりました。

妻と2人で一緒に経営をしています。

妻が人前に出る事はなかなかありませんが、誰にも見えないところで、

いつも妻がそば支えてくれたおかげで、LUPOPOを続ける事が出来ました。

もしも、妻がいなければ、ぼくはここまで続ける事は出来ませんでした。

LUPOPOをリニューアルした時も、イヤリング展を開催したときも、

どんな時も妻といっぱい話をして、二人三脚で進んできました。

子供を作る事を2人で決めてから、幸運にも早くに子を授かることになりました。

妊娠してから妻はこの約10ヶ月間、ほとんどつわりがある状態でした。

めまいや吐き気がひどい時もあり、匂いに敏感になり、食べられないものがあり、

お腹が大きくなって、腰が痛くなり、足がむくんだり、普段のようには動けませんでした。

調子が良くなったかと思えば、また次の身体の変化がやってくる。

それでも妻は身体の変化を受け入れて、

精一杯お腹の赤ちゃんと一緒に頑張ってくれました。

今まで経験したことのない妊婦さん生活。

分からないことばかりで、不安になることも、心配になることもありました。

そんな時もいっぱい2人で話をして、前を向いて、1日1日を過ごす日々が10ヶ月間続きました。

出産予定日は24日でしたが、1週間前の16日の夕方に陣痛がきました。

夜に一緒に病院へ行き、分娩室での出産が始まりました。

この時間はぼくの想像を遥かに越えた壮絶な時間になりました。

ぼくには妻と代わってあげる事も出来ず、定期的にやってくる痛みに耐える妻を見守り、励まし、サポートする事しか出来ません。

人間を1人産むという事が、どれだけ凄いことなのかを、心の底から体験する機会になりました。

そして、

朝方の6時前に無事に出産をする事が出来ました。

生まれた瞬間。。。

ぼくは涙が止まりませんでした。

妻への感謝。赤ちゃんへの感謝。先生と助産師さんへの感謝。

無事に生まれた安堵感と同時に、

生まれたばかりの赤ちゃんと妻の体調への不安が混じり合う中で感じる、

”新しい命の誕生”の喜び。

”一生忘れる事のない尊い時間”になりました。

(今もこうして思い出すだけでも涙が出ます)

あれから5日が経ちました。

赤ちゃんも元気に育ち、1日1日凄いスピードで成長しています。

妻も出産の疲れはまだまだ残っていますが、少しずつ回復して今度は赤ちゃんを育てる為の準備を始めています。

おむつを変えたり、授乳をしたり、はじめての赤ちゃんのお世話を一生懸命頑張ってくれています。

赤ちゃんが産まれてからまだ4日しか経っていませんが、

時間の密度がギューッと濃くなっているのを感じます。

1日として同じ日はありません。

昨日から今日へ変化し、今日から明日へとまた変化します。

日に日に成長していく赤ちゃんの姿を見ていると、

今のぼくにとっての1年が、この子にとっての1日、それほど密度の濃い時間のように感じます。

遠い未来のことよりも、

過ぎ去った過去のことよりも、

2度とはやって来ない”今この瞬間”にこそ、

しっかりと焦点を合わせて大切に生きていきたいと思います。

ぼくと妻の元を選んでやってきてくれたこの子が、

「ここに産まれてきて良かった」

「ここは愛と幸せに溢れている世界なんだ」って、思ってもらえるように、

優しい世界を作っていきたいと思います。

妻との妊娠生活を送る中で、

バスに乗った時、電車に乗った時に、

何も言わずにスッと立ちあがって、席を譲ってくれる優しい男性の方、

「どうぞ座ってください」と、席を譲ってくれる若い女性の方、

優しい声をかけてくれるご年配の方に巡り会いました。

街を歩いているだけでも、本当に多くの方が気遣ってくれて、

みんな愛情に溢れているなぁと感じました。

人の数だけ親がいて、

人の数だけ妻と同じような体験をした母親がいる。

人の数だけその人を大切に思う親がいる。

そう考えると改めて、

人間はみんな尊い存在なんだと深く感じました。

ぼくにとって、

命を掛けてでも守りたい存在がもう1人増えたことが、何よりの喜びです。

きっとぼくらが思っている以上に、

”今”という瞬間は貴重な瞬間なのだと思います。

昨日の自分から、今日の自分へ、そして明日の自分へと、日々変化していきます。

昨日作りたかったものが、

今日は別のものを作りたくなり、

明日にはまた別のものを作りたくなるかもしれません。

1日1日変化していく赤ちゃんのように、

今日作りたかったものが、明日には作れなくなってしまうかもしれません。

『作りたい!』という情熱の炎はずっとずっと続く訳ではありません。

唯一形に残すことの出来る方法は、

”今作りたいものを、今作ること”です。

たとえ売れても売れなくてもいいのです。

もちろん作家活動においての収入はとても大事です。

ですがお金を稼ぐ方法は他にもあります。

ですが、あなたが作りたいとイメージしたものを形にする事は、

この世界でたった1人。あなたにしか出来ません。

この世界でたった1人。あなただけです。

ものづくりは芸術の世界。クリエイティブの世界です。

自由な真っ白いキャンバスに、

あなたの作りたい世界を作るのがハンドメイドの世界です。

自由だからこそ心の状態が作品に表れます。

「作らなきゃ」で作った作品と、

「作りたい!!」で作った作品は、どこか違いを感じます。

たとえ失敗したっていいのです。

どんなに素晴らしい芸術家である、

ピカソもゴッホもベートーヴェンでさえ、

素晴らしい作品の後ろには、数多くの失敗があります。

一流のスポーツ選手になればなるほど、

成功の後ろには、それ以上の失敗を重ねています。

それは勇気を出して何度も何度も挑戦をした結果です。

挑戦のないところには、成功も失敗もありません。

だからあなたの素直な心のままに、

今作りたいものを作り続けていってくださいね。

あなたの情熱は、作品を見た人にも必ず伝わります。

”今のぼく”にしかこのお手紙を書けないように、

”今のあなた”にしか作れない作品があります。

時間は流れ、常に変化を続けています。

2度とは来ない”今”を大切にして、

この先もワクワクしながら、

あなたの大好きなものづくりを続けていってください。

ぼくもLUPOPOも妻も息子も、あなたのことを全力で応援しております。

今日もあなたの貴重なお時間の中で、

『みんなでシェア☆企画展』に参加して頂きありがとうございました。

あなたにとって、

幸せな1日になりますように。

愛と感謝を込めて。

2024.5.27 店主 花井

Twitterで発信もしています→@Lupopo_hanai

花井のプロフィールはこちら↓↓↓

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