『みんなでシェア☆企画展vol.76』LUPOPOからのお手紙
さかのぼること5年6ヶ月。
2012年11月5日。
たった一言のツイートから、『みんなでシェア☆企画展』は始まりました。
実はこの企画展が生まれた場所は、東京ではなく、福岡からでした。
当時のぼくは、旅の影響で身体の調子が良くなく
体を動かすことも、お店に立つことも出来ず、
家族のいた福岡で静養をしていました。
毎日、動いていることが好きだったので
何もせず、こんなに長くゆっくりと過ごすことは初めての体験でした。
おかげで、じっくりと考える時間が出来ました。
お店のこと、作家さんのこと、お客さんのこと、自分自身のことと向き合いました。
ソファに座り、目の前にあるホワイトボードに頭の中を書いては、見つめ、考える。
来る日も、来る日も繰り返しました。
そしてある日、大きな決意を固めました。
これからはその場でじっと待っているのではなく
「自分から歩み寄り、自分から手を差し伸べよう」と。
その決意から始まった『みんなでシェア☆企画展』は
今回で76回目を迎えました。
見てくれる素敵な方がいてくれて、
作品を見せてくれるステキな作家さんがいてくれるおかげで
企画展を続けることが出来ています。
どうしてこの企画展を続けているかというと
「繋がりを作りたかったから」です。
ぼくの周りには
ステキなものを作る作家さんがいます。
作品には、その人の感性と時間がギュッと詰め込まれています。
想いを込めて丁寧に作れば作るほどに、作品の内側からはキラキラと輝く光が見えてきます。
そのもう一方で、
ぼくの周りにはハンドメイド作品を好きな方がいます。
ある人は、北海道や福岡など、わざわざ遠方からも作品を買いに来てくれる人がいます。
作家さんと、作品を好きな人は
お互いがお互いを求めていると思うのです。
(自分の作品を好きになってほしい。)
(好きな作品に出会いたい。)
そのふたつの想いが出会ったときに
「わぁっ♡」と
幸せが生まれるのです。
その人に出会うために、その作品は生まれ
その作品に出会うために、その人が来てくれる。
その出会いは特別です。
そんな特別な出会いのきっかけを作りたくて、シェア企画展を続けています。
’’作品を作ること’’
そのクリエイティブな行為自体が、とても素晴らしいです。
あなたが作る作品は、
この世界の中であなただけにしか作ることが出来ません。
作品の後ろにある物語は、ひとつひとつ違うからです。
作品に込めた愛情が
見てくれた方、手にとってくれた方に愛情を伝えていく。
作品を作ることが、この世界に愛と温もりを広げることに繋がります。
だからこれからも無理をすることなく、
ワクワクする気持ちのまま、
あなたのペースで自由に、好きなことを続けてくださいね。
自分の好きなことをすることが、自分にとっても、
この世界にとってもいい影響が出るということを知っていて欲しいのです。
疲れたとき、ほっと一息つきたいときは
いつでもLUPOPOにおいでください。
癒しの空間をご用意してお待ちしております。
今日も遅くまでお付き合い頂きありがとうございました。
ステキな夜をお過ごし下さい。
感謝を込めて。
2018.5.29 *cafe&gallery LUPOPO* 店主 花井
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