2020-12-22

ものづくりをするあなたへ 〜LUPOPOからのお手紙〜『みんなでシェア☆企画展vol.107』

今年も残すところあと9日となりました。

日本に住む方だけでなく、世界中の人々と一緒に迎える”年越し”。

そんな大きな区切りを前に、

ついつい来年の事ばかりに目がいってしまいがちですが、

『今年はまだ9日もある』

そんな姿勢で”今この瞬間”を楽しみながら、

来年を迎えていきたいと思います。

LUPOPO店主 花井です。

12月のお忙しい中、

あなたの貴重なお時間を使って、

『みんなでシェア☆企画展vol.107』に参加して頂きありがとうございます。

参加してくれるあなたのおかげで、

本日、2020年12回目となる、今年最後の企画展を開催をする事が出来ました!!

ものづくりのへの愛情で繋がる企画展

作品を見せてくれる作家さんも、

作品を見てくれる方も、

企画展に参加してくれる全ての方に共通しているものが、

『作る事が好き!ハンドメイドが好き!』という想いです。

普段の生活の中では、

自分と好きなものが同じ方と出会うことは、なかなかありませんが、

こうして企画展を開催することで、

多くのものづくりを好きな人とのご縁を頂いていることに、ぼく自身幸せを感じています。

”世界にひとつの作品”その本当の意味。

『世界にひとつのハンドメイドの作品とは?』

LUPOPOをはじめてから12年以上ずっと、この問いを考えてきました。

最近になってやっと明確な答えに辿り着いた気がします。

世界にひとつのものとは?

この世界にたったひとつだけしか存在していない唯一無二のもの。

それは。

。。。

『あなた自身です。』

あなたと全く同じ経験をしてきた人はいません。

あなたと全く同じ環境で育ってきた人もいません。

あなたと全く同じ姿形の人もいません。

北海道から沖縄まで、日本中どこを探しても、

アジアから、アメリカ、ヨーロッパまで、

地球をぐるっと一周回って探したとしてもあなたを見つける事は出来ません。

あなたは”今いるその場所にしかいない”のです。

あなたにとっては、

生まれた時からずっと一緒で当たり前の自分のように感じるかもしれませんが、

実はそれは当たり前ではなく、

世界でたった1人しかいない”唯一無二の存在”です。

ハンドメイドの作品の奥にあるもの

ハンドメイドの作品に同じものは2つとしてありません。

たとえどんなに似ているように見えたとしても、同じではないのです。

作品の外側だけでなく、作品の奥にある内側を覗いてみれば、

それはまったく違う道筋を通って生まれた事が分かります。

作家さんが作品に込めた想い、

作品を作るまでの経緯、

ものづくりをはじめたきっかけも、それまでの経験も知識も全てが違うのです。

その人それぞれに違う環境があって、

その人それぞれに違う想いや情熱を込めて生まれた作品。

だからこそハンドメイドの作品は世界にひとつの作品なのです。

つまり、

『あなたが作ったからこそ、世界にひとつだけの作品』なのです。

ぼくが12年間見続けてきた作品の姿。

LUPOPOの扉をギギギっと開けて、

一歩店内に足を踏み入れた瞬間に、

ハンドメイドの作品の可愛さに、来てくれた方が目をキラキラさせてくれる。

心が躍り、ワクワクしている様子が、お話しをしていなくても伝わってきます。

ひとつひとつの作品をゆっくり見て、

「あ、これかわいい♡」

そんなお気に入りの作品に巡り合います。

また少し奥へ進むと

「あ、これもかわいい〜♡」

またお気に入りの作品に出会うのです。

好きなものに囲まれて、どれにしようか悩む時間は、

それはそれは幸せな時間です。

お気に入りの作品を持って、レジに来てくれるときのお顔は本当に嬉しそうで、

(作品って人を幸せにするなぁ。。)

(笑顔を生み出す作家さんって本当にすごい。。)

作品の持つエネルギー、

そしてそれを作り出す作家さんの素晴らしさを肌で感じています。

ときには、

たった1つのお目当ての作品の為に、

北海道から飛行機に乗って来てくれる方もいます。

またあるときには、

朝5時の始発の電車に乗って、

ぼくより早くLUPOPOで並んでくれる方もいます。

彼女へのクリスマスプレゼントにと買ってくれる方もいますし、

お母さんや、お友達、娘さん、おじいちゃんおばあちゃんへのプレゼントに選んでくれることもあります。

一緒に来たお友達に、お買い上げ頂いた作品を、

その場でプレゼントする素敵な方もいます。

もちろん、自分へのご褒美にお買い上げ頂くこともあります。

お客さんの嬉しそうな笑顔を見るたびに、ぼくも嬉しくなります。

その瞬間には”愛情”と”優しさ”が溢れているからです。

その瞬間のもとを辿ってけば、

それを生み出しているのは、あなたの手から作られた作品です。

”本当に素晴らしいものを作っている”と、僕は思うのです。

たとえLUPOPOに作品を置いていなくても、

あなたが作った作品は。

それを受け取った人のもとで、

ぼくが体験している瞬間と同じように、

その人を勇気付けたり、元気付けたり、笑顔を生み出しているのです。

あなたはあなたのままでいい。人のものさしで自分をはからなくていい。

ぼくがこの1年で凄く強く感じたことは、

”答えは常に自分の内側にある”

ということです。

自分の外側に答えを見つけようとすると、

答えが無数にありすぎて、分からなくなってしまいます。

例えば

黄色が好きな人がいたから、黄色なものを作る。

それは一見すると、人の好みに合わせる事が出来て優しいことのように思えるのですが、

そのスタンスのまま時間が経過したときに、

青が好きな人、黒が好きな人、白が好きな人と出会います。

そうすると、色の数だけ作品を作らなければいけなくなってしまい、

その人が持つ本来の個性が見えにくくなってしまうのです。

そうすると何を作っている人なのか?が伝わりづらくなってしまいます。

でも、あなたの好きな色や、あなたの好きなものは唯一無二です。

それは子供の頃からずっと変わりません。

そしてそれこそが”あなただけが持つ個性”なのです。

あなたが素直な気持ちで作った作品には、あなたがギュッと詰まっています。

それは何万年と時をかけて、作られた結晶のようなものです。

ただそこに在るだけで素晴らしいのです。

だからこそ、外側に合わせるのではなく、

”あなた自身に合わせる”

今の時代はそれが1番大切な事だとぼくは思うのです。

周りを見渡せば、いつだって隣の芝生は青く見えます。

隣の芝生より青い芝生を作ったとしても、

またその隣の人の芝生はさらに青いのです。

比較をしてしまえば、いつまでもキリがありません。

人からの評価を得ようと思えば思うほど、

外側に自分を合わせようとして、いずれ苦しくなってしまいます。

でも大切なのは、外側ではありません。

たとえ世の中がどんな動きをしていたとしても、

あなたが”今この瞬間に笑っていられる事”の方が大切なのです。

誰かが作った世界にあなたがいる訳ではなく、

あなたこそがこの世界を作っていて、

あなたが幸せを感じた瞬間に、幸せな世界が目の前に生まれているからです。

誰かと比べる必要もなくて、

誰かに勝つ必要もありません。

あなたの主導権を誰かに渡す必要もありません。

あなたの好きなペースでいいのです。

あなたはあなたのままでいいのです。

いつもどんな時も、

あなたが笑顔でいられるように、

いつもどんな時も、

あなた自身に合わせて、

あなたの素直な気持ちを大切にしてあげればそれでいいのです。

あなたの好きなときに好きなだけ、

自由に楽しく、好きな事をしていてくださいね。

最後までお読み頂きありがとうございます!!

あなたがそこにいてくれること。

そのことに深く感謝しています。

もうすぐクリスマスですね。

心地よい暖かなお部屋の中で、

穏やかな夜になりますように。

愛と感謝を込めて。

2020.12.22 店主 花井 →@Lupopo_hanai

作家さんの活動の悩みにお答えするべく、作家活動コンサルタントもしています→

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p.s 最後に8周年の時に頂いたみなさまからのメッセージをご紹介させていただきます。

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