大切なことを教えてくれた、鳥さんのお話。
ポケットに小さなボールを忍ばせて、
近所の川沿いをお散歩するのが好きです。
LUPOPO 店主 花井です。
ある日の休日。
暑くもなく、寒くもない、
ふわっと心地よい風が通り抜ける春の日に、
ぼくは公園のベンチに座ってゆったりと噴水を眺めていました。
しばらくすると、そこに1羽の鳥さんがやって来ました。
少しの間、ベンチの周りをうろうろして、
そのあと、ヒューっと飛んでいきました。
ぼくは鳥さんが飛び立ったあとも、鳥さんのことをずっと見ていました。
どこまでも高く飛んでいくにつれて、
その鳥さんはどんどん小さくなっていきました。
鳥さんの姿と分かりづらくなり。。
そのうちに点になり。。
最後には、見えなくなってしまいました。
ぼくには見えなくなったので、
ぼくの世界から、その鳥さんは消えてしまったように感じるのですが、
本当は、
ぼくに見えていないだけで、
ぼくが見ているこの視界の中には、
本当は、その鳥はさん存在していることに気が付きました。
見えないのだけど、あの空の向こうに鳥さんは存在しているのです。
この経験から、
『自分に見えていないものでも、存在するものはあるんだろうな』って。
思うようになりました。
見えなくなってしまった鳥さんの存在を、
他の人に説明することは出来ないけれど、
ベンチの周りに来た鳥さんが、飛んでいったところを見ていたぼくには、
あの空の向こうに鳥さんがいることは明確なのです。
*
自分の見えているものは、
この世界のほんの一部でしかなくて、
まだまだ自分の知らない世界が沢山ある。
自分に見えていないものでも、存在するものが沢山ある。ということを
1羽の鳥さんに教えられた、
ある心地よい春の日の出来事でした。
おしまい。
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write by 店主 花井→@Lupopo_hanai