ハンドメイド作品に安過ぎる価格を付けて人気が出てしまった!!その先に待つ状況を解説しました!!【店主のコラム39】
ぼくの基本的なスタンスとして、作家さんには値上げを推奨しています。
その理由は、
値上げが出来なくて大変な状況になってしまった作家さんを、数多く見てきたからです。
今日は作家活動を応援する者として、
ぼくがどうしても作家さんに絶対に避けてもらいたい状況を解説します。
LUPOPO店主 花井です。
（※この記事は本気で活動している方向けの記事です）
ハンドメイド作家さんを応援するぼくが、作家さんに絶対に避けてもらいたい状況とは？
結論からお伝えします!!
労力に見合わない安い価格を作品に付けて、人気が出てしまう状況です。
人気が出るならいいのでは？と、思う方もいるかもしれません。
ですが、実は作家活動は人気が出ればいい。という訳では無いのです。
その理由を解説していきます。
『時間』と『労力』と『価格設定』のバランスが崩れてしまったら。
「値上げをするのは何だか悪くて、、」
「値上げをしたら、もう買ってもらえなくなってしまうかもしれない。。？」
「だから、なかなか値上げが出来ない。。」
作家さんは優しい方が多いので、
値上げをする事＝悪いこと。
のように感じて、値上げが出来ない方が数多くいました。
その結果、
1日かけて作った作品をひとつ¥1000で売る。
以前はそんな状況さえありました。
でも、これでは 日給/¥1000 になってしまいます。
日給/¥1000 なんて言うと、
「なんてブラック企業!!」と、はたから見れば思えるのですが、
自分で商売をはじめたばかりの作家さんは、
「それでも誰かに喜んで貰えるなら。。嬉しい」と、
『時間』と『労力』のバランスを崩した『価格設定』をしてしまう方もいました。
趣味や遊びの範囲ならそれでも良いのですが、本気となるとそうはいきません。
試しに、この設定のまま人気が出た状況を見てみましょう。
1日かけて作った作品を¥1000で販売して、人気が出てしまった場合。
結論から言います。
時間も、労力も、健康も、お金も、全て奪われてしまい、
ニッチもサッチも行かなくなってしまいます。
つまり、1人ブラック企業になってしまうのです。
人気あるので、どんどん注文が入ってきます。
その注文に答えるには、ずっと作り続けなければいけません。
1日の時間と体力を使って作り続け、売れても¥1000です。
作れど作れど終わりがないので、
体力はそのうち少なくなっていきます。
製作に時間をごっそりと奪われるので、他の事も出来ず、
更にお金も入ってこないのです。
まさに悪循環とはこのことです。
頑張っても頑張っても状況は好転されず、いつしか体に限界がきてしまいます。。。
つまり、
価格を安くして人気が出てしまう事は避けた方が良い。
という事が理解できると思います。
作家活動だけでで食べていくには値上げは必須。
ハンドメイドは1人で作れる数は決まっているので、
作った作品にどれだけの価格を付けられるか？
が、とても重要になってきます。
もちろん高くなければいけないという事ではなくて、
安い価格でもいいです。
ただ、高い価格もあってもいいのです。
高い価格を付けられないのと、
高い価格を付けられるけど、付けない。
のでは、大きな違いがあります。
自由に選択出来るか？
自由に選択出来ないか？
は、大きく違います。
作品の値段は誰かが付けてくれるものではありません。
作家さん自身が、価格を付ける事を許すこと。
そこではじめて作品に値段を付ける事が出来ます。
高い価格を付けられない理由は、何かしらのマインドブロックです。
そのマインドブロックが一体どこから来て、
なぜマインドブロックがかかっているのかを、
ぜひ自分自身に問いかけてみてください。
勇気ある一歩があなたの作家活動の道を明るく照らしてくれます。
「いくら付けたらいいか分からない」
「一緒に値段設定して欲しい」
そんな時は、ぼくがあなたのお力になりますので、いつでもご相談下さい。
マンツーマンであなたに合わせたサポートをご提案させて頂きます。
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最後までお読み頂きありがとうございます!!
あなたにとって、
自分の全てを許す心地良い1日となりますように。
愛と感謝を込めて。
2021.3.21 店主 花井
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p.s2 ハンドメイドを応援した先に、
明るく豊かで笑っていられる作家さんの姿をいつも想像しています。
