ぼくがハンドメイド作品を撮影する時に心掛けていること【店主のコラム90】
LUPOPOの営業日もあと2日となりました。
少し振り返ってみても、とても充実して楽しい1年だったなぁと感じています。
LUPOPO店主 花井です。
明日も朝から作家さんに納品して頂いた作品を撮影してきます。
LUPOPOをはじめて14年。
LUPOPOの日々の業務の様々な事を、スタッフにお手伝いして頂いているのですが、
作家さんの作品の撮影だけは、なかなか手放すことが出来ず、ぼくが撮り続けています。
今日はぼくがどんな気持ちで作品を撮影しているかを書いていきたいと思います。
ハンドメイド作品を撮影する時にぼくが心掛けていること
3つに分けて書いてみたいと思います。
■1番初めにする大切なこと
■主役をひとつに絞ること
■作品がぼくに教えてくれること
■1番初めにする大切なこと
それは、
作品を知ることです。
自分の知らない事を文章では書けないように、
自分の知らない作品を撮影することは出来ません。
とは言っても、
作品の事を作家さん本人から直接教えてもらえる機会はなかなかないので、
直接作品から感じ取るようにしています。
作品には作家さんの想いや技術が詰まっています。
なのでまずは、
作品をじーっくりと観察して、
作品自身に作品の事を教えてもらいます。
正面から向き合って、いっぱい会話をして、
作品の性格や、作品の特徴を感じ取り、
作品の声を聞いて、作品と仲良くなるようにしています。
ぼくの中で、
作品は生きているので、
作品に命を吹き込む事を常に意識しながら写真を撮っています。
■主役をひとつに絞ること
1枚の写真でひとつのことが伝わればそれだけで充分!完璧です!!
二兎を追う者は一兎をも得ず。
という言葉があるように、
欲張ってしまっては何を伝えたいのか分からなくなってしまいます。
1番大切なことは、魅力が伝わる写真であること。
撮影をする時はシンプルなこと。分かりやすいこと。伝わりやすいこと。に重きをおいています。
もちろん、伝えたいことは山ほどあります。
山ほどある中から、主役をたったひとつに絞って写真を撮るようにしています。
2つの事を伝えたい場合は、2枚撮ればOKです!
厳選された”1″を分かりやすく伝えることで、
その後ろに隠れている”10″が伝われば理想的です。
(そんな写真が撮れるように、日々腕を磨いています)
■作品がぼくに教えてくれること
作品こそがぼくの先生です。
何千、何万という作品を撮影しながら、本当に多くの事を教わってきました。
色使いや、形へのこだわり。
その作家さんだけが持つ曲線の美しさ。
発想の柔らかさや、力強い信念を作品から感じ取ることができます。。
作家さんが持てる技術と、時間と、愛情を注ぎ込んで作った我が子のような作品は、
密度の濃い内容が詰まった、分厚い一冊の本のようです。
見れば見るほど、知れば知るほど、作品の魅力を教えてもらう事ができます。
作品作りは芸術の世界なので、
決まった正解があるわけではなく、
それぞれの作家さんの正解が無数に存在している世界です。
ひとつの尺度だけで測ることは出来ないからこそ、
どこまでも追いかけられる楽しさがあります。
ぼくに出来ることは、
スポンジのように柔らかく、作家さんの感性を感じ取れる状態でい続けることです。
これからも作品を撮影しながら、
作家さんからの教えを沢山頂きたいと思います。
最後に。納品して頂いている作家さんへ
いつも素晴らしい作品を撮らせて頂きありがとうございます。
作家さんの磨かれた感性を見られることで、日々楽しく勉強させて頂いています。
芸術の世界は、他の人と一緒ではなく、
どれだけオンリーワンでいられるか?が大切だと思います。
そして、包み隠さず、素直になればなるほどに、
オンリーワンになっていくと思います。
これからも誰にも遠慮せずに、
あなたの心がワクワクするままに、
作りたいものを作っていって下さいね。
あなたの作品を撮影出来る事をいつも楽しみにしています^^
(作品を撮影することはぼくの楽しみです*)
最後までお読み頂きありがとうございます!!
あなたにとって、気づきの多い素晴らしい1日になりますように。
愛と感謝を込めて。
2021.12.26 店主 花井
Twitterで発信もしています→@Lupopo_hanai
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【今日の花井さん】
(大好きな熊野プーさんにて)