2021-03-28

かぼちゃのポタージュとの思い出【ぼくの愛するルポポコラム7】

5月にリニューアルをする事を決めてから、

LUPOPOのキッチンで料理を作るたびに、

「もう作らなくなる時が来ること」への寂しさと、

「13年間支えてくれたこと」への感謝の気持ちが湧いて、

心の温度が少し高くなります。

LUPOPO店主 花井です。

5月6日のリニューアルに向けて、

かぼちゃのポタージュにもさよならを伝えておくために、

ポタージュとの思い出をここに残しておきたいと思います。

何度も何度も作り直したかぼちゃのポタージュ。

今でこそ”納得のいく美味しいポタージュ”を安定的に作る事が出来ているのですが、

作り始めた頃は、実は何度も何度も失敗を重ねました。

「これだ!!」という納得のいく味を出すことが難しかったのです。

うまくいくときもあれば、うまくいかないときもありました。

甘みが足りなかったり、水分が多くなってしまう時がありました。

でも、「なぜそうなってしまうのか?」

それが『かぼちゃ自体の違いによる事』を理解するまでには、長い時間が掛かりました。

美味しいカボチャを見分ける事ができるようになるまで。

誰かがかぼちゃの事を細かく教えてくれる訳ではなかったので、

自分でかぼちゃを買って、何度も何度もポタージュを作っては、カボチャを観察しました。

『どんなカボチャを選べば美味しくて』

『どんなカボチャを選んだ時に失敗するのか?』

その判断が出来るようになるまでかぼちゃと向き合いました。

最初の頃はかぼちゃの産地で選びました。

美味しいカボチャに当たるときもあるのですが、

産地だけではまだ、常に美味しい!!

という所にはいきませんでした。

その他にも、

かぼちゃの形や、かぼちゃの色や、かぼちゃの模様で選んでみて、

作っては食べて、作っては食べて、の実験を繰り返しました。

更には常に同じカボチャが仕入先にあるという訳ではなく、

1年を通して、美味しいかぼちゃの産地も変わっていきます。

それを売っている場所も探し続けました。

そうこうして長い時間をかけているうちに、

赤ちゃんが日本語を覚えるのと同じように、

少しずつ少しずつ、かぼちゃの事が分かってきました。

そしてついに、

ぼくはかぼちゃの声が聞こえるようになりました。

それをまとめたのがこちらの記事です。

↓↓↓

【超簡単!!】プロが教える!甘いホクホクかぼちゃの見分け方のコツ〜切り口からの判断方法〜

かぼちゃはぼくに大切な事を沢山教えてくれました。

良く観察すること。

そのモノの気持ちになること。

そのモノの声を聞くこと。

ぼくは”正解はいつも目の前にある”と思っています。

目の前にあるその正解に気付けるかどうかなのです。

実はかぼちゃも、1番最初から僕に教えてくれていたのです。

「ぼくが甘いかぼちゃだよ」

「ぼくはもう少し時間が経ってからの方がいいよ」

そのサインはちゃんとぼくの目の前にも出ていました。

でも、以前のぼくにはそれをキャッチする事が出来なかったのです。

その声を聞けるようになるまでに、ぼくには沢山の時間が必要でした。

そうやって時間を掛けたおかげで、

今はかぼちゃと意志の疎通が出来るようになったのです。

人生って面白いものですね^^

多くの事を教わった大好きなかぼちゃのポタージュ。

こだわりと愛情をぎゅっと詰め込んで作っています。

最高に美味しいポタージュをご用意していますので、

リニューアルする5月6日までに、

ぜひ食べ納めにお越し頂けたら嬉しいです^^

きっとひと口飲んだ瞬間に幸せを感じる事ができると思います。

最後までお読み頂きありがとうございます!!

あなたにとって大切なサインに気付く

素晴らしい1日になりますように。

愛と感謝を込めて。

2021.3.28 店主 花井

Twitterで発信もしています→@Lupopo_hanai

花井のプロフィールはこちら↓↓↓

ハンドメイド作家専門コンサルタント花井のプロフィール

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『夢見る森のかぼちゃのポタージュホットサンドプレート』お客様からのお声

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