2021-11-06

”好き”と素直に思える感性こそが本当の宝物【店主のコラム85】

人の好きなものの話を聞いているのが好きです＾＾

LUPOPO店主　花井です。

ぼくらが当たり前と感じていることの中にこそ、

本当に大切なものが隠れている気がします。

それらを『無意識』から『意識』にあげる事が、今はとても大切なことに感じています。

”好き”と素直に思える感性こそが本当の宝物

ぼくは子供の頃から音楽が大好きで、

母親がピアノを弾いていた影響もあり、

小学校4年生の頃にピアノを独学で学びました。

（どうしてもX JAPANのバラードの曲が弾きたかったのです（笑））

ハマるとずっとハマってしまって、学校から帰って来てはピアノを弾いて、夜になっても弾いていた感じです（笑）

その後、高校を卒業して、音楽の専門学校を卒業して、

LUPOPOを始める前まで、ぼくはプロギタリストを目指していました。

その期間は音楽のことについて勉強をしました。

音の成り立ち、コードの事、スケールのこと、

昔の音楽から今の音楽まで、色んなジャンルの音楽を借りて聞いていました。

ですがこの頃から、、

『自分が何が好きなのかよく分からない時期』がありました。

（コード進行はもう全て出ているし、

全ての曲が何かしらのコード進行に当てはまってしまうし、

新しい音楽なんてもうないのではないか？）

大好きだった音楽を、

いつの間にか”頭”でばかり考えてしまうようになっていました。

音楽の事を勉強をする前は、

頭では何も分からなかったので、自分の心の感性だけが頼りでした。

心で聞いていたので、

好きな曲や好きなミュージシャンがハッキリしていました、

勉強して頭で考えるようになってから、

心の感性の外側に頭の知識が入って、感受性が変わった感じがしました。

勉強をする前は、

感性のままに自分で曲を作って、自分で歌詞を書いて、自分でギターを弾いて歌って、

素直な音楽が出来ていたのですが、

勉強をしてからは、音楽を作ることが難しくなった感じがしました。

自分の好きなものが分からなくなってしまったのだと思います。

『好きか？どうか』の前に、『良いか？どうか？』そんな判断が入っていたのかもしれません。

そしてぼくは、プロギタリストを目指す最中に、LUPOPOを始めることになり、今に至ります。

LUPOPOを続ける中で色んな人の色んな好きに出会ってきた。

作家さんの作品には『好き』が詰まっています。

絵を描くことが好きな人もいれば、

文章を書く事が好きな人もいて、

写真を撮る事が好きな人もいれば、

アクセサリーを作る人が好きな人もいます。

ものづくり以外でも、

演劇を見るのが好きな人や、

音楽を聴くのが好きな人、

お茶をするのが好きな人、

甘いものが好きな人。

ハンドメイドの作品が好きな人。

それぞれに色んな好きを持っています。

そしてどの『好き』も全部正解です。

どんなものが『好き』だっていいんです。

りんごが机の上に存在するように、

『好き』って気持ちがそこに存在している。

どんなに隠そうとしても、

それを無いことには出来なくて、それを認めるしかない。

『好き』はそんな存在だと思うのです。

LUPOPOの中にいて、好きなものに囲まれる中で、

ぼくも子供の頃のように、心で好きを感じるようになりました。

あなたの中にある最も大切な宝物

きっとあなたにも沢山の好きなものがあると思います。

もしかしたら、

好きなものがある事が当たり前のように感じていると思います。

ですが、

好きなものを素直に『好き』と思えていること。

その感性こそが宝物だと思います。

誰もがあなたと同じように、好きと思う訳ではありません。

心に響くものは人によって違います。

一時期のぼくのように、何が好きなのか分からない人もいます。

なので、

あなたが何かを見た時に『好き』と思えた時には、

ぜひその素直な気持ちを大切にしてあげてください＾＾

その気持ちこそが、あなたの個性であり、

あなただけしか持っていない、特別な感性です。

そして、それは紛れもなく世界にひとつの宝物です。

お花を見れば、
「キレイだなぁ」
星空を見ては、
「美しいなぁ」
と、思えること。
素直に感動出来る、
あなたの心の感受性こそが
最高の『宝物』#店主の一言葉集 pic.twitter.com/wnDF5f27qw
— LUPOPO店主　花井 (@Lupopo_hanai) October 27, 2021