ぼくがハンドメイド作品の値上げ推奨する理由。【作家活動のコツ104】
『商売のこと』『お金のこと』は学校では教えてくれません。
ですが、本気で作家活動をするならば絶対に理解しておくと良いのがこの2つです。
LUPOPO店主 花井です。
※この記事は全ての作家さんに向けた記事ではなく、
「本気で作家活動で生活していこう!」と言う方を前提にした記事ですので、
そのつもりで、この先を読み進めて頂けたら嬉しいです^^
作家活動をするあなたはこんな事を感じたりしませんか?
「私の作品、もっと安くした方がいいのかな。。。」
「本当はもっと値段を高くしたい。。」
作品の値段って正解が無いので、本当に悩ましいですよね?
今日はそんな値段についてのぼくの考え方をシェアさせて頂きます。
あなたの作品の値段の付け方の参考になればとても嬉しいです^^
もしも、あなたの作品が、
最初から最後まであなた1人が作り、
機械で作るように大量生産が出来ない作品なら、
”作品の値上げ”を推奨します。
それはなぜか?
上記の条件ならば、
値段を高くする以外に、作家活動で食べていく方法が無いからです。
ぼくが作品の値上げを推奨する理由
その1番の理由は、
ハンドメイド作品は作れる数が限られていることにあります。
例にとって見ていきましょう!!
ー 月に30個しか作れない場合ー
1万円の値段を付けて、全て売れて、30万円の売上(=月商)になります。
売上から(材料費などの)経費を差し引いた金額が、手元に残る純利益となります。
仮に経費が10万円掛かった場合は、
【30万円の売上ー10万円の経費】=純利益20万円 となります。
月20万の売上があれば、東京で一人暮らしで生活していくことは可能です。
上記は、
ひとつの作品に1万円の値段を付けた場合です。
1万円の値段を付けて、
月に30個売って、やっと東京で一人暮らしが出来る感じです。
2万円の作品なら15個。3万円の作品なら10個。と言う感じになります。
作家活動で本気で食べていこうと思うならば、
ひとつの作品の値段を1〜3万円以上の作品で活動していく。
それ位でぼくは丁度良いのではないかと思います。
価格を上げる事の最大のメリット
それは、
”時間を作り出せること”です。
・製作作業は少なくて済むので、時間を作る事が出来る。
・時間があれば宣伝に力を入れる事が出来る。
・アイディアを考えたり、作品のデザインを洗練させる事が出来る。
作るだけで良いのならば、
月に100個を作る事も可能かもしれません。
ですが、
作家活動は『作ること』と『売ること』で成り立っています。
『作ること』ばかりに時間を取られていては、『売ること』が出来ません。
唯一時間を生み出せるのが、
”作品の値段を上げること”なのです。
月/30万の売上目標で、ひとつの作品が¥3000だとしたら、100個売らないといけません。
100個作って、100個売る。
通販なら、100回以上のメールのやりとりに加え、
100回の梱包作業をしないといけません。
ひとつの作品が¥1000だとしたらどうでしょう?
月/30万の売上目標なら、
300個作って、300個売る。
通販なら、300回以上のメールのやりとりに加え、
300回の梱包作業をしないといけません。
これだとかなり厳しいですよね?
仮にうまくいったとしても、
1人ブラック企業になってしまい、長く続けることは厳しい状況です。
こうならない為にも、
『作品の価値をしっかりと自分自身が認めること』
それがとても大切になってくると思います。
最後に、作家活動をする上で覚えておいて欲しいこと。
ハンドメイドの作品は大量生産が出来ません。
企業が工場で作る製品のように、価格競争も安売りも絶対に出来ないのです。
つまり街に出たときに広がっている市場価格と比較することは避けたほうが良いです。
ではどうすればいいのか?
『1人1人が自分だけの市場を作る』
そんなイメージでやっていくと良いと思います。
街から離れ、人里離れたところにある自分だけの小さなお店。
(ユニクロのように)誰もが知っているブランドではなくて、
知っている人は少なくても、
熱く支持されて、好きでいてくれる人に支えられている小さなお店。
そんなお店を目指していくと良いと思います。
値段の付け方ひとつで、
作家活動で生活していけるかどうかが変わります。
あなたの作家活動が発展を続ける為の作品の値段はいくらでしょう?
1年後、3年後に作家活動を続けていられる作品の値段はいくでしょう?
正解は”あなたの中”にあります。
そして、この記事が作品の値段について考える機会になれば嬉しいです。
【活動のご提案】『売れても売れなくてもいいから1万円を越える作品を作ってみませんか?』その3つの理由ーハンドメイド作家活動のコツ66ー
値段についてはこれからも深掘りしていきたいと思いますので、
楽しみにしていてください。
「値段についてもっと詳しく教えてほしい。」
「私の作品の値段について一緒に考えて欲しい聞いてほしい。」
そんな時は、ぼくがマンツーマンで直接お話をさせて頂きますので、
いつでもあなたの近況をぼくに聞かせてくださいね。
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最後までお読み頂きありがとうございます!!
あなたにとって新しいものづくりの扉が開く、
ワクワクした1日になりますように。
愛と感謝を贈ります。
2021.5.20 店主 花井
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